アイドル

「オタ芸」訴訟 高裁判決

「オタ芸」訴訟で高裁の判決が出た

毎日新聞に下記のような記事が出たのをたまたま見た。

「オタ芸」訴訟
男性の控訴棄却「鑑賞の仕方はさまざま」

一審のことを知らなかったので、へぇ〜という感想。

私はどちらかというと静かに応援したいタイプの人間。

でも応援しているアイドルグループでは声援を送る。

全力でコールすることもたまにはある。

静かに見ているだけの時代もあったので、当時は静かに見てないファンのことは怖いと思っていたこともある。

しかし、声援を送ることの楽しさも知ることができたので、今はTPOをわきまえつつ声援を送っている(つもりでいる)。

ピンチケ問題

今回の話は「静かに見たい人が沸きたい人を(間接的に運営を訴えることで)法的に攻撃してみた」ということなのだと理解している。

アイドル現場にはピンチケと呼ばれる「ただ騒ぎたいだけの人間」もいるのは事実。

もちろんピンチケにも「まぁこのくらいはしょうがないか(若いんだし)」と思うレベルもいれば、「明らかに度を超えてる(むしろ浮いている)」というレベルまで様々ある。

前者のレベルのピンチケを訴えても、確かに「お互い様でしょ」ということになるだろう。

盛り上がってる側からすると、聴いているだけの「地蔵」と呼ばれるファンは「盛り上げに非協力的だ」という主張にもなるだろう。

法的に戦うとすれば、「地蔵」そのものが迷惑行為に類するものという主張にも発展するかも知れない。

こうなると議論そのものが不毛というか、ただの水かけ論になってしまうので、それを避けるために、裁判長は「オタ芸を迷惑と非難する意見がある半面、雰囲気を高揚させる側面もある」と指摘したものと考えられる。

なので、本来は「運営がお互いの意見を聞く」ということで、事前にある程度対立を和らげることはできたのだと思う。

それを運営がしなかったのか、それをして事態収拾をはかったものの、原告側の拒否反応が強くて結局は訴訟になってしまったのかも知れない。

私の体験

私自身の体験で言えば、今いる現場にもピンチケはいる。

ピンチケを全否定はしないが、時々勢い余って本当にステージの音が聞こえないほど大声を出すこともあって、それはやり過ぎと思うことも時々ある。

そういう節度を持てないから結局はピンチケと呼ばれるのだと思うが、そもそも自分のことしか考えてないタイプにそういうのが多いと思っている。

なので、結局はそいつに言っても無駄で、そうかと言って運営に言ってもそのピンチケが相応に売り上げに貢献しているとすれば注意もできなかったりする。

そうなると法的に訴えるポイントを探して・・・となって今回の訴訟につながったのだと思う。

最悪の思い出

ただ、それならそれでその件は良いが、私はある対バンで恐らく私を意図的に狙ったと思われる行為でもみくちゃにされたことがある。

人のかなり少ない状況での行為だったので、明らかに私を狙ったとしか思えない。

実際、「最前を譲って欲しい」という申し出がステージ直前にあったが、同じアイドルを応援しているということでお断りして、その後に起こった話。

そもそも暴れたピンチケは泥酔状態でライブに来ていたので、その行為自体を覚えているかもわからない状況ではあった。

これは誰が見ても迷惑行為の域を超えていた。

私は背中に受けたアタックによる痛みが何日か消えなかったし、足元に置いていたカバンは踏みつけられるし、ライブ鑑賞史上最悪の出来事だった。

ただ、その対バンの警備体制は全く甘く、注意どころかその行為自体を見ている関係者がいなかったと思われる。

見ていたらすぐ注意に入るだろうが、そのピンチケは最後はリフトまでしてステージ上のアイドルに怒られていた。

恐らく私が医師に診断書を出してもらい、目撃者を伴って警察に行けば相応の事案にはなったとは思っているが、同じアイドルを応援しているという点や、そのアイドルを応援することをやめたくなかったので、結局何もしなかった。

彼らのことは名前も顔も覚えているし、今でも現場で見かけることはある。

ただ、向こうは泥酔していたので恐らく私のことは覚えていないと思われる。

この問題の本質

そういう比較論で言えば、今回の訴訟の判決は妥当だとは思う。

ライブのどさくさに紛れて痴漢行為するような話もあったりするので、そういう明らかな犯罪行為と比べると確かに軽いとは思う。

しかし、恐らくこの件の本質は「うるさい人はうるさくすることで静かな人を攻撃することはできるが、静かな人は静かにすることでうるさい人を攻撃することは原則できない」ということなのだと思う。

本来は色々なタイプのファンが共存共栄して行くべきなのだが、それが偏ってこじれるとTO(トップオタ)や古参が現場を統制することになってしまうし、静かな人は2ちゃんに書き込んだり、運営にクレームを出したり、それでも収まらなければ今回のように法的手段に出るということになるのだろう。

アイドルの現場は「アイドルとファン」の関係だけではなく、「運営とファン」そして「ファンとファン」の関係も全て大切で、そのどれかに失敗するとファンは離れやすくなってしまう、そんな世界なのだと感じている。

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